むし歯や歯周病の治療と比較すると、「根管治療」は少し聞き慣れないかもしれません。しかし、「歯の神経を取った」という話は聞いたことがあるのではないでしょうか?
根管治療とは、大きくいうと「歯の神経を取り除く治療」です。
むし歯は悪化すると、神経まで冒してしまいます。冒された神経をそのままにしておくと、むし歯はますます進行し、最終的には歯を抜かなくてはならなくなります。それを食い止めるために、むし歯菌に冒された神経を取り除き、根管の中をきれいに洗浄して薬剤を詰める治療が根管治療なのです。
根管治療はとても繊細な治療で、高度な技術が必要です。当院では数多くの根管治療の実績を持っており、またセカンドオピニオンも承っております。きちんと納得した上で治療を受けるためにも、お気軽にご相談ください。
根管治療は、神経まで冒されて抜歯せざるをえない状態である歯を残すためにとても重要な治療です。当院では、経験豊富な医師が根管治療にあたり、できるだけ大切な歯を残すよう努めています。なお、もし歯が折れてしまっても必ずしも神経を取らなければならないわけではありません。その場合は神経を残しつつ歯を維持する治療を行います。
当院では、根管治療の際に「ラバーダム防湿」を使用しています。
ラバーダム防湿とは、治療する歯の部位だけを露出させるゴム製のシートのことをいいます。お口全体に張り治療する歯の周辺をカバーします。唾液内には多くの菌が含まれるため、根管部分(歯の根っこ部分)に細菌が侵入するのを防ぐことができます。
ラバーダム防湿の使用率
アメリカでラバーダム防湿の使用率は90%以上なのに対し、日本では根管治療を専門に行っている医師であっても使用率は25%ほどです。ラバーダム防湿の使用は根管治療の成功率にも大きく関係することが分かっています。
- 根管治療を専門とする
日本歯内療法学会の会員 *1) -
- ラバーダム防湿法を必ず使用する … 25%
- ラバーダム防湿法を必ず使用しない … 50%
- 日本歯内療法学会の
会員以外 *1) -
- 必ず使用する … 5%
- アメリカ合衆国の
根管治療専門医 *2) -
- ラバーダム防湿法の使用率 … 90%以上
1)吉川ら:根管処置におけるラバーダム使用の現状.日歯内療法誌,24:83-86,2003.
2)whitten BH et al : Current trend in endodontic treatment : report of a national surgery. J Am Dent Assoc,127:133-1341,1996
重度のむし歯や歯が折れてしまったなどでお困りの患者さまは、お気軽にご相談ください。